社会調査実践 4回 説明 2020/6/2 非接触型の最終回。次回より火4時限813教室に自由着席のこと。 今回6/2は2〜3時限教室で授業実施のため、念のため1時限までに早めに送信する。 当日にゼミが教室である者は、帰宅後以降の課題提出でよい。締切2日後。 これまでの確認 1.前期実施予定だった学内調査は閉鎖のため、受講生からの回答で代用した。 2.調査には、聞き取り法と留置法が主流。今回の受講生回答は留置法。 3.回収直後は、回等用紙からエクセルの「素データ」を作成する。   空欄と0はちがうもの。欠測値   値の入ったセルを欠測値にする。あるセルで「Delete}キーで空欄に。   0入力は別の意味になる。多くは間違い。 4.素データは分析の基礎となるため誤りは許されない。万一、誤りのまま分析   すれば誤りとなり、訂正後再集計しなければならない。 5.社会調査を行う者は、見えない作業も倫理に基づきごまかしてはならない。   何のために調査するのかの目的に反する。社会調査士の倫理規範。 6.調査票が調査の大半を決める。今回調査用紙を配布し解説し、回答を依頼。 7.単一回答と多重回答 エクセルの列設計に違い。 8.複数回答は選択肢分の列用意し、入力は0-1の2値ダミー変数で行う。 9.回収率算出のために、配布数と回収数は必ず記録。 10.用紙は回収後、整理番号=ID=通し番号を振っておく。入力後点検に備える。   また、回収票散らばっても、整理できる。 11.作成した素データはID順(今回は学籍番号順)に並び替える。 12.調査においてはエクセルの並び替えは必要な技法。 13.並び替えのポイント    対象の全範囲を選択指定する。    並び替えのキー列を最大3列まで指定    並び順は、昇順か降順    先頭行はデータとして並び替えるか、タイトルとして除外か。 これまで3回に学習した内容を復習して非接触授業から教室へ 次回、教室で使用するPCの注意点を説明する。主な内容は、   PCが相当古い。このためエクセルのバージョンは2003。Windowsは98.   つまり、調査分析には、これで十分間に合う。ただ、   Win98ではまだ正式にはUSBが使えない。ハードあってもソフト不十分。   これを補うため、自宅-教室はインターネット上の研究室掲示板も併用する。   大学掲示板ではないので、講義中に説明する。   教室の環境と自宅環境は異なるので、知識が必要となる。     831のPCとエクセル---ネット---研究室掲示板---ネット---自宅PCエクセル     やりかたを知る       ファイル倉庫      講義復習、課題作成 今後の流れ   素データのデータクリーニング   調査のための集計    調査分析のエクセルシートankstatで結果を得る   調査結果の報告ワードやパワーポイント使用   エクセルは分析以外に結果のグラフ化     ある回収票から素データを作り、これを分析し、     調査結果から報告し公表する。 ここまでが調査であり、実査を調査と思っていてはいけない。 エクセル 空欄と0の違い 欠測値  エクセルで空欄は計算処理から除外される。0は数字のゼロとして 計算対象。身長でも空欄は欠席者扱い。0は身長0センチと計測。 そんな人間おらず、成績ならおかしい。除外する欄を欠測値と呼ぶ。  何を欠測値とするかはソフト次第。処理前に調査者確認が必要。 それに対してダミー変数0-1では0も数えること想定してあえて0を入力した。  文字型の0と数値型0 計算できない0と計算できる0  全角0は計算しない・出来ない文字、計算すると除外か0扱いかエラー。ソフトで変わる。 半角0は計算対象の数値型。ただエクセルの場合、時に0は入力で0に置き換えられる。注意。  前回から、「素データ」作成が始まった。調査の中で素データ作成に誤ると、全てに 影響する。そこでルール遵守か否か問われる。送付内容を理解したかで、減点の 対象となる。  そでーた=分析対象のデータのこと  社会調査企画者の責務は、回答者から意図した調査を正しく行うこと、結果を出すまで に誤差やエラーを混入させない。結果は公表し世間に寄与する3つがある。  このため、集計前の素データを誤りなく作成することはその第一歩。 授業では先生が指摘できても、実際には自分の努力しかない。この段階に誤りの あった者は、ここを自分で気づき直せなくては、調査に携わる資格がない。 前回やった。調査用紙からエクセルの素データシートを作成することも、 とても大事、行と列 縦にケース×横に項目を厳守する。  全員からの、回収をエクセル3シートにまとめる。 1枚目 回収直後  各自の回答を到着順に行の上から下にそのまま並べる。 一目、各所に誤りだらけ。回答者は専門家ではないので、実査も同じ。 回答者の書き間違いは、回収後調査者が誤りに気づき、回答者に確認が必要。 ただ、路上での聞き取りではその確認できない。  今回、2名の未提出があった。そこで9999とIDのみ記載。 また、並べて目視チェックで明らかにおかしな回答者のIDを?として、 今回は再調査した。4名は問題なしで訂正後シートにコピーする。 ?3名は回答到着次第、訂正後に付け加えた。 2枚目 訂正後 9999未提出者2名、?3名に再提出促す。回答あった者付け加え回収は打ち切り。 最終結果 配布9名 回答6名 無回答2名 無効回答1名 調査方法 留置法 回収は大学科目掲示板書込み 調査期間 2020/5/19-23 回収率 有効回答/配布=6/9=66.7% 以上が自分でまとめられるように。  では、素データを番号順シートに完成する。 番号順に並び替える。 1.訂正後の中身をコピペで番号順へコピーする。最低A1からU9までコピー  A1に位置づけ、左ボタン押しながらU9まで。ここで右ボタン  右ボタン その時有効な命令のみ選べる。ここでコピーを選択。  A1〜U9まで範囲指定で色変わっている。U9でサブメニュー選択し、  コピー押すと、範囲がコピーされる。   コピーするとA1からU9の周辺が変化する。コピーの目印  番号順に切り替え、A1で、右ボタン、貼り付けでペースト完了。   ※右ボタン使ったコピペ。出来るように。引きずる(ドラッグした)コピーは止めること。 ここからエクセルの並び替え機能  表示はバージョンごとに異なる。自分の環境に読み替える。 並び替え=ソートと呼ぶ。エクセルではデータメニューの中にあるが、 必ずソート前に、対象範囲を指定すること。 2.A1〜U9までドラッグする 範囲指定  A1で左クリック、押したまま、U9まで移動。範囲が網掛けのように変化。 最後に、U9で左離す。範囲決定。範囲決定を確認。 ソートの準備完了 3.今回はA列学籍番号順に、残りを並べ替える。  データ、並び替えを順に選ぶ。並び替えを指定するメニュー現る。 キーとは、並べ替え基準の列を指定。列Aにする。 並び変え方向 昇順小から大へ 降順大から小へ どちらか 今回は昇順 タイトル行 範囲指定の先頭行は、タイトルとして並び替えない データ   データとして並び替える。 今回はデータ。 OKで並び替える。 まずいと思えば、編集、元にもどすでアンドゥ(Undo)し1.か3.から再度挑戦。 --- 課題 ans0602.xlsを記入し提出する。締切り2日後    ans0602は学生状況とカリキュラムの2枚のシートで出来ている。 1つめ シート学生状況 B列の回答17人分をもとにC列より集計用の回答シートを    作成せよ。     C列には回答@の値を1桁(回答6桁の左から1桁目)     D列    A              2    以下同様CからH列を完成する。回答6桁から6列の素データ作成する。 参考までに6桁の意味は19行以降に記す。 2つめ 自身の資格意向を回答する。    シートカリキュラムの枠を埋める。    申請予定者は次の既取得科目の認定番号を埋める。    予定しない者は、科目認定欄は記入しなくて良い。 習得済みまたは該当する年度の番号を、    社会調査協会サイトhttp://jasr.or.jp/for_students/participation/    にて自分の内容を確認する。 実際の申請の際は、申請のとき、教務課が成績に基づき、証明書を発行し、 これを自身で協会に申請する。    以上2シートに記入し提出。ファイル名はそのままのこと 以上 以上