ライブカメラ、どうやって作っているのぉ?(1998/02/18更新)

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材料: デジタルカメラQV10A(カシオ)、ノートパソコンContura4/25c(コンパック)
    パラレルポート用LANアダプタEN−EPP−2T


あらまし
 ある日、Yahooで「ライブカメラ」で引くと、世界中の監視カメラがずらっと出てきました。
うちにも欲しいと思い、製品を探してみました。いくつか候補も挙がりましたが、何しろ
高い。
 そこで、手持ちの品々で「カメラもどき」を作ってみました。また安定性の面で、若干
不安定ですが、ざっとこんな感じです。

参考にしたホームページのいくつか(皆様に深く感謝致します)

QV−10A関連 Yuzuruさんのリンク集
Scriplayer PRO エーアイソフトのページ
バッチ処理サイト Vector社のページ

         専用シリアル          プリンタ
           ケーブル            ポート   10Base−T
 カメラQV−10A−−−ノートパソコン+LANアダプタ−−−(学内LAN)
               (何とかWindows95)          |
                                  WWWサーバー   インターネットへ
                                  (~tanakaのスペース)=======


QV−10Aは、パソコンのシリアルポートに専用のケーブルを接続することで、
カメラのシャッタを切ったり、カメラ画像を取り込んだり遠隔操作が可能です。


そこで、486DX(25MHz)、メモリ12MBのノートConturaに無理矢理、Windows95を搭載し、
Windows上で各種コントロールを試みます。



 でも、通信用の専門のプログラムを書くことは、大変難しいので、すべての処理は、それぞれ
のソフトで行うことにしました。

1.カメラの撮影やデータ転送:         カメラ付属のQV−LINK
2.撮影画像のJpeg変換:              同   上
3.画像に応じたホームページの自動作成:  VisualBasicにて記述
4.WWWサーバーへの送り出し:       NextFTP(ファイル転送ソフト)

 この1.〜4.を繰り返すことで、「カメラもどき」の手動操作は完成です。データの流れを示すと、

   1.カメラ内に画像が撮影される
   2.これをcamera1.camとしてパソコンに保存し、再度呼び出しcamera1.jpgに変換後、保存
   3.パソコン内の日付、時刻をもとに、camera1,htmを作成
   4.camera1.jpgとcamera1.htmをサーバーへ転送

最後に、この一連の流れをバッチ処理するために、これらの動作を、Scriplayer ProWinbat
などWindows上でバッチ処理する(自動処理する)ソフトで自動運転させます。

これで、カメラ画像は、LAN上のホームページとして生成される訳です。主な特徴を挙げると、

   1.利用者は通常のホームページを見るだけでよい
   2.パソコンはローパワーでも何とか動く

などの利点があります。